NEORT++「Made in Contract」展評
hasaquiによる展示評 Made in Contract
NFTを構成する技術レイヤー
①Web Application
②Data Storage
③Smart Contract
④Blockchain
①②はBlockchainの外側にあることが多い
Art Blocks
作品をOn-chainにすることで評価を得た
スマートコントラクトアートとジェネラティブアートの違い
前者はBlockchainでのコード実行を重視
そのため出力を重視せず、場合によっては出力しないこともある
コンセプチュアル・アートとの類似点
作家群1 Blockchain アーティスト
Rhea Myers
Art & Language
《is Art》
Smart Contractを実行するとWebサイト上の表記を「This Contract is not Art」から「This Contract is Art」に切り替えることができる
これはパイプではないとの類似性があるねuesən.icon
この論考の中では「デュシャンのように何かを『アートとして名指す』ことをテーマにしている」としている
Pak
Dom Hofmann
《wagmigotchi》
餌をあげないと死んでしまう作品
有志がつくるまでUIもなかった
《Loot》
武器などの装備のテキストデータのみのNFT
作家群2 日本のスマートコントラクトアーティスト
NIINOMI
《Memory Disc》
CDを模している
略すとMDだけどもuesən.icon
デュシャンの作品を思い出させる
ロトレリーフ
アニミック・シネマ
回転ガラス板(精密光学)
この作品のもつattributeが《A SYSTEM》シリーズにつながっていく
Alexis André
「アーティストとして絵を描いているのではなく、絵を描くシステムを作っている」という趣旨の発言を参考にした
bouze
《HODL》
所有する期間に応じてビジュアルが変化する
Pakの作品が先例としてある
《merge.》
円形のNFTを購入すると所有数によってサイズが加算される
365日で円の形がMaxになる
作者は後悔しているそう
手元にあるのに改変ができないのがここら辺のアートの苦しさuesən.icon
この苦しさは文化的なもので別にルールではないと思うuesən.icon
いやコントラクトとは契約なので。書き換えができないという点が大きい価値を生んでいるuesən.icon
いやそれが作品の本質じゃねえだろっていってんのuesən.icon
いやスマートコントラクトアートでしょうってuesən.icon
《Advertise》
検閲なしで広告をだせる
0xhaiku
《marquee shelter》
HTMLから削除されるmarqueeタグをモチーフにした作品
朽ちていく技術への憧憬
CSS版の<marquie/>を手に入れることができる
しかし手に入れた<marquie/>には天使の輪がついている
《Progressive》
ネットワークの遅さを利用して24時間かけてjpegを表示する
24時間サイコだuesən.icon
《Receipt》
他のコレクターがすでに購入した価格ではmintできない
数字自体がmintされているともいえる
高松次郎の作品《石と数字》
《Recycle Bin》
不要になったNFTをtransferするとburnされ、代わりにゴミ箱の絵柄のNFTが送られてくる
吐き出されたレシートがそのままゴミ箱に落ちるインスタレーション
Toshi
Proof of X - Blockchain As A New Medium For Art
《The Ten Thousands》
《Open Transfor》
Ara
wildmause
《Protain ― 複製, 波及, 限界》
29771days 匿名アーティスト
《TODAY》
河原温に影響を受けた作品
https://29771.day/
https://www.dropbox.com/scl/fi/gwl9mrvvg0zsonrcwskxj/Made-in-Contract-_hasaqui_JAN.13.2023_1.pdf?rlkey=g0kiph0t0012gj35b43en8vae&e=1